エイズの初期症状

HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。感染後1週間ほどで「かぜ」症状が出るという情報があります。これらの症状には、発熱、のどが痛い、咳が出る、体がだるい、節々(ふしぶし)が痛む、リンパ節が腫れる等がありますが、この自覚症状は感染者のわずか数%程度に見られる症状なので注意が必要です。

HIV初期症状の後は症状のない状態が続きます。日常かかる軽い病気になっても、免疫能が低下していないので、普通の人のように治ってしまうので、特別なことは起こりません。この期間は人によって10年以上にわたります。

この状態の人たちが無症状キャリアです。検査を受ければ、多くのHIV感染者は抗体陽性と判定されますが、検査を受ける理由がないことがほとんどです。

ほとんどの感染者は、HIVの症状は見つからない

つまり、ほとんどの感染者では症状は見つかりませんし、HIVに特徴的な症状はないということです。また、別のウイルスに感染した症状かもしれません。これらの症状は自然に消えてしまいます。

それから何週間かたつと、抗体が検出できるようになります。従って、国民を強制的に検査でもしない限り、HIV感染者の大部分は感染していることを自覚できないことになります。HIVの大部分はこのようなHIV感染者から、次に人に感染します。

無症状のまま一生を終われる人は、つまりエイズにならないですむ人は、ほとんどいないと言われています。医療状態のよい先進国の方が、開発途上国に比べて、高い比率を示す傾向があります。

しかし、日本で将来どういうことになるのかは、だれにもわかりません。

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