抗HIV薬とは何ですか?
抗HIV薬
抗HIV薬は、この感染から増殖までの間に必要な「酵素」と呼ばれる特殊なタンパク質の働きを押さえることで、HIVが暴れるのを押さえます。現在では、HIVが細胞に入り込むのに必要な逆転写酵素を働かなくする「逆転写酵素阻害剤」と、HIVが感染した細胞のなかで新しいコピーを作るのに必要なプロテアーゼという酵素の働きを押さえる「プロテアーゼ阻害剤」というふたつの種類の薬が実用化されています。今日では、こうした抗HIV薬は、必ず複数、通常3剤以上、最低でも2種類以上、毎日服薬することが勧められています。そうしないと使った薬は半年で効かなくなることがわかっています。HIV感染症の治療
HIVを体外に排除することは困難です。このためHIV感染症治療の目的は、HIVの増殖が免疫不全を進め、二次的な日和見感染症や腫瘍によって、感染者の生命や健康が脅かされることを改善したり予防することです。治療には利点と欠点があるので、最新の証拠を勘案して選択されます。抗HIV薬使用経験が少ない医師は、必ず専門医に相談してください。
長期にわたる服薬維持が必要です。治療開始の前に、患者の病気理解と積極的な治療参加の意志を確認します。
抗HIV療法は治療に成功しても中止しないのが原則です。 しかし、手術などの理由で服薬できない場合、抗HIV薬の副作用から患者を開放し休養を与える場合など、意図的に治療を中断する試みがあります。
抗HIV薬の副作用に耐えられない場合、抗HIV薬の効果不十分・耐性発生の場合に変更することがあります。抗HIV薬の使用経験が少ない臨床医は、経験豊富な専門医にセカンド・オピニオンを求めるべきです。
抗HIV療法が有効だが、貧血、腎障害、糖尿病、リポジストロフィーなどの重篤な副作用があれば、1剤(あるいは全部)をとり替えることがあります。
問題点
現在、抗HIV薬は約20種類が承認されていますが、一つの組み合わせはいずれ効かなくなります。効果の持続性や副作用の程度を見ながら薬を切り替えていくひつようがあります。薬の副作用で服用後2時間ほど、頭がボーッとして仕事に集中できないことがあります。薬とは一生の付き合いです。毎日の服薬に疲れてしまったり、副作用で飲めなくなったりして服用が中途半端になると、耐性ウイルスが出現し、命を脅かします。
さらに1種類が平均1500円前後なので3種類だと4500円。一ヶ月だと約13万円。負担額は7〜9万程度です。一生払い続けられる額でしょうか?