HIV:検査2割減 保健所インフル対策で--4~6月
全国の保健所などで無料で受けられるHIV(エイズウイルス)抗体検査の件数が、4~6月は3万7515件にとどまり、1~3月に比べ約2割減ったことが分かった。厚生労働省のエイズ動向委員会は「保健所が新型インフルエンザ対策に忙殺されたのが一因」と分析している。
HIV検査を受ける人は年々増えており、四半期ごとのまとめでは、昨年10~12月に過去最高の4万9776件に達した。
例年4~6月は、6月1日前後の「普及週間」を含むため他の時期より検査件数が多い傾向にあるが、今年は逆に1~3月より8000件以上減り、過去2年で最少だった。保健所などでの相談件数も4万8935件で、9季ぶりに5万件を割った。 毎日新聞 東京朝刊 ニュースセレクトサイエンス【医療】2009年09月28日 05:39:00 この記事は参考資料です。転載等は各自の責任で判断下さい。
各地の保健所は新型インフルエンザが出現した4月下旬以降、発熱相談センターの業務に追われ、5月には国内で感染が広がって接触者の追跡調査も加わった。厚労省が現場に確認したところ、この時期は関西を中心に、HIVの相談などを担当する保健師もインフルエンザ対策に駆り出され、検査を一時中断する事態も起きていたという。
厚労省エイズ動向委員長の岩本愛吉・東京大教授(感染症学)は「国民の健康不安が新型インフルエンザに集中したのに加え、HIV対策まで保健師の手が回らなくなった。夏以降は保健所の機能も正常化し、十分対応できている」と話している。
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