チップ埋め込んでHIV感染者を監視、インドネシアで窮余の条例案
2008年12月 1日
エイズウイルス(HIV)感染者の皮膚にマイクロチップを埋め込み、信号を受信して性行動を監視する--。
インドネシア東端パプア州で、異例の条例案が可決される見通しが強まっている。
感染拡大に歯止めをかけるための窮余の策だが、民間活動団体(NGO)などから「人権侵害だ」と強い批判が出ている。
条例案によると、「性的に活動的」な感染者・患者が対象で、故意に他人を感染させた場合、最高で禁固6月か罰金5000万ルピア(約40万円)が科せられる。また、全州民にHIV検査を義務付けている。
パプア州は独立紛争が続いたことから外国人の立ち入りが制限され、情報面で立ち遅れた。エイズ教育も普及しておらず、感染者・患者数は累計で約4300人に上り、ジャカルタ特別州と並んでずば抜けて多い。
現地からの報道によると、法案は近く可決され、年内にも施行される可能性が高いが、エイズ問題に取り組む地元NGOなどは「感染者は同じ人間であり、動物ではない。予防のための最善の方法は教育の普及とコンドームの使用の徹底だ」と反発している。
引用:読売新聞
世界エイズデー:「ぜひ検査受けて」 森理世さん呼びかけ--浜松 /静岡
日の世界エイズデーを前に、エイズの正しい知識や予防について知ってもらおうと、浜松市中区千歳町の浜松モールプラザサゴーで30日、「まちなかHIV検査会」が開かれた。静岡市出身で07年ミス・ユニバース優勝の森理世さん(21)が参加し、積極的な検査の受診を呼びかけた。
保健所や病院での検査に抵抗感を持つ若者に、少しでもHIV(エイズウイルス)についての知識を持ってもらおうと、NPO(非営利組織)「魅惑的倶楽部」が主催した。NPOによる街頭での検査会は県内では初めて。
来場者は、保健師から検査の説明を受けた後、採血し、アンケートに答えると、その日のうちに検査結果が通知された。ポルトガル語とスペイン語の通訳も常駐し、外国人にも対応した。
検査を受けた森さんは、「痛くないし、簡単に終わる。HIVについて、意見を述べあい、話し合うことが大切。ぜひ検査を受けてほしい」と呼びかけた。
引用:毎日新聞
8割の人が「自分がHIV感染していても恋人には伝えない」
情報サイト「生活向上WEB」では、"世界エイズデー"に向けた「HIV・エイズに関する意識調査」を行った。HIVに感染したことを恋人には言えない人が8割という驚きの結果が出た。
12月1日は、WHO(世界保健機関)がエイズの蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図る目的で定めた"世界エイズデー"。これに合わせ、クリニカル・トライアルが運営する「生活向上WEB」では、11月21日から25日にかけて18歳以上の男女2,361名に対しアンケート調査を行った。この調査によると、「自分がHIV感染していたら恋人に伝える」と回答したのは全体の21%。さらに、「自分だけは大丈夫」とおよそ8割の人が HIV/エイズ検査すらしたことがないという実態が明らかに。また、「性行為を行う場合はコンドームを装着する/装着させる」としたのは39%、「恋人・パートナーとHIVについて話し合う」と答えたのはわずか14%にとどまった。
厚生労働省のエイズ動向委員会によると、2008年7月~9月に報告があったHIVの新規感染者は294人で、3カ月ベースでは過去最多。HIV感染が増えているのは先進国では日本だけと言われている現状の中、日本人のHIV/エイズに関する意識はまだまだ低く、他人事というような感覚がいまだ強いといえる調査結果となった。この機会に、あなたの大事な家族や愛する恋人・パートナーと、HIV/エイズについて話し合ってみてはいかが?
引用:RBB TODAY
世界エイズデー 検査を受ける人を増やそうと奮闘する医師の活動を追いました。
12月1日は世界エイズデーです。
2007年1年間の国内のHIV感染者とエイズを発症した患者の数は、過去最多の1,500人でした。
しかし、検査を受ける人はまだまだ少ないのが実情です。
そんな状況を打開しようとするある医師の活動を追いました。
赤枝恒雄医師は、若者が集まる東京都内のカフェなどの一角で、エイズ街角無料検査を行っている。
今回、赤枝医師が向かったのは東京・六本木のカフェ。
ここでは、保険証は不要、匿名でも可能と、まさに立ち寄る感覚で検査が受けられる。
(東京・港区から巡回診療の許可を受けている医療行為)
6年前に始まったこの活動では、これまでに延べ1,400人が検査を受け、そのうち6人に陽性反応が出たが、赤枝医師は、検査後も病院を紹介するなどのアフターケアを行っている。
この6年で、日本のHIV感染者は毎年過去最多を更新し、2007年は初めて1,000人を超えた。
この事態に歯止めをかけようと、2008年も世界エイズデーを前に、渋谷の街頭でエイズ予防のパンフレットやコンドームが配布され、啓蒙(けいもう)活動が行われた。
渋谷の若者たちは、エイズについて、「自分はありえないだろうっていうのがやっぱりある」、「怖い病気だっていうのは学校の勉強とかで聞いてる」などと語った。
増加するHIV感染者に対し、2007年にHIV検査を受けた人は、日本は全人口の0.1%程度。
アメリカでは、2002年の調査で10%以上だったのに比べると、意識の低さが目立つ。
HIV検査受診者の割合について、渋谷の若者は「(どこで受けるとかわかりますか?)わかんないです」、「もうちょっと身近なところで受けられてもいいのかなっていう気はします」などと話していた。
しかし、各自治体の保健所などでは、匿名の無料検査を実施している。
さらに、赤枝医師が行っているエイズ街角無料検査では、即日検査という方法を取っているため、15分で結果が出る。
赤枝医師は「検査をすることによって、HIVに対する意識が高まって、『こんな怖い思いするんだったら、コンドームをつけよう』と思ってくれるんですよ。だから僕は、まず検査を受けさせたい」と語った。
引用:FNN